くりえ鮨: 3月 2016

2016年3月31日

【年度末特別企画!】
とりっちの感性が選ぶ!くりえ鮨トップ3!

ご無沙汰しています。
とりっちです。

本年度も残すところあとわずかとなりました。

これまで色々、新鮮なネタを提供してきました「くりえ鮨」。

とりっちはお化け屋敷にもいきました。

ビジネスシーンで飛び交う難解な専門用語を「カマす」ための解説や、

錯視を使ったサイエンスっぽいネタもありましたね。


今回はおなじみの感性アナライザー*を使ってくりえ鮨を振り返ってみようと思います。

題して「とりっちの感性が選ぶ!くりえ鮨トップ3!」(パチパチ)

これまでの「ネタ」を、感性アナライザーを使いながら、
独断と偏見と感性を基に「くりえ鮨スコア」を算出、ランキングしていきます。
(くりえ鮨スコア=興味度+好き度-ストレス度)

それでは行ってみましょう!まずは第3位!


やっぱり来ましたセクシーサンタ。
これがランクインしないわけがない。

とりっちの感性はこちら。





















興味度も好き度もサンタコスでグイグイ上昇しました。
食い入るように見たため、集中度も高いです。
ストレス度は自分の演技への吐き気からでしょうか?


続いて、第2位!!

第2位:くりえ鮨スコア79!


とりっち、この想像図見た瞬間爆笑でした笑
せっせとPDCAを回している社畜ビジネスマンの悲哀!
たまりません。

感性はご覧の通り。





















そしてそして、栄えある第1位の発表です!!!

ドルドルドルドルドルドルドルドル…ジャン!!!(あ、オノマトペっぽい)

第1位:くりえ鮨スコア81!!!


もう、文句なしの1位です。

要因はやっぱり、

「タイトスカート+バッティングセンター+カァァァン」

最強の方程式です。

これを見て、白球になりたいと思った男性も多かったのではないでしょうか?
(え、とりっちだけ?)

感性具合はこちら。





















特筆すべきは興味度!興味津々です。
そしてストレスが低い!眠気まで覚めてます!


いやー、脳波って正直ですね!



さてさて、2015年6月からやってまいりましたくりえ鮨ですが、
リニューアル準備のため、今回をもって一旦オーダーストップとなります!!

これまで当店にご来店いただき誠にありがとうございました。

かならずや、パワーアップをしてまたみなさんのところに帰ってきたいと思います。

その時まで、しばしお別れです。

またのご来店、お待ちしております!!


*感性アナライザとは
脳波信号解析の第一人者である慶應義塾大学理工学部満倉靖恵准教授の監修のもと開発された、
「好き」「興味」「集中」「眠気」「ストレス」の5つの感性をリアルタイムに脳波から解析できるキット。
簡易型の脳波計によりシンプルながら、ハイクオリティデータを取得することができます。


2016年3月24日

【動画】わたしの耳、ちょっと老けてる?!

「モスキート音」という言葉をご存じの方も多いでしょう?

蚊の羽音のような「キーーーーーン」と響く高音(周波数の高い音)のことで
20代前半までしか聞こえないと言われる音です。

これは年齢を重ねると高い周波数の音を聞き取れなくなる、という
人の耳の老化現象によるものです。

このモスキート音を利用して、若者たちがたむろすることを防ぐために
深夜の公園やコンビニなどで流すという防犯対策が世界中で進んでいます。

そこで気になるのは自分の「耳年齢」。

あなたの耳は何歳相当なのか?
周波数別のモスキート音を聞ける動画を作ってみました。

最初はほとんどの人が聞き取れる周波数から始まり、
だんだん周波数が高くなっていきます。

さあ、あなたはどこまでついていくことができるか?



※再生環境に左右されますので、あまり深刻にならずに一種のゲームとお考えください。


2016年3月16日

【錯視動画】 あれ?モノクロの画像がフルカラーに!

いわゆる「目の錯覚」、錯視を利用して白黒の画像がカラーになる?

自分の目をごまかしてみましょう。
カウントダウン後に現れるモノクロ画像がカラーに見える…はず!


残像の一種で補色残像というものがあります。
ある色をしばらく見つめた後、その色を視界から消すと
視覚上には反転させた色が見える、というもの。

これを逆手にとって最初に色彩を反転した画像を一定時間見せることで、
さらにもう一度反転させた色(つまり本来の色)に
錯覚させるのがこの動画です。

錯視を利用した”人の目をだます”トリックムービー。
ご興味のある方は
こちらからお問い合わせください。




2016年3月9日

【無限増殖中!】 増続けるくりえ鮨のスタッフは一体何人? 【職人技】

気が付けば既に3月。
今年もあっという間に1/4を消化しようとしています。

忙しすぎて、ネコの手も借りたい!
という、あなた。

ちょっと手を休めて、
くりえ鮨職人による動画で、
増え続けるスタッフを夢見てみるのはいかがでしょうか?



















なんだか、なごみますね。

こんな、スタッフと一緒に仕事してみたい方、
どうやって編集したのか知りたい方は、
こちらからお問い合わせください。

2016年3月4日

【クリエイティブ&サイエンスってなんだろう?】  よし、各方面の人に会いに行こう! 第1回 電気通信大学 坂本先生 編


1回 電気通信大学 坂本先生 編
「文系&理系」のかけ合わせで生み出す新しい価値で世界制覇!の巻


しっとり

さらさら

きらきら

ばっちり


最近の小学生は
擬音語・擬態語のことを「オノマトペ」と習うのだそうです。
















何だかポップで可愛らしい響き。そしてこの「オノマトペ」は数値化する研究もされているそうです。

 
ことばを数値化するとは、どんなことでしょう?
ことばと数字は仲良くできるのでしょうか。
クリエイティブ&サイエンスに通ずることがあるのでしょうか。

 
新米部員S
電気通信大学教授  坂本真樹先生のお話しを伺って来ました
お会いした先生は、優しそうで女子力が高そうな予習どおりの印象です。
 



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
※予習アイテム著書「愛されるひとがさらりと使っている!  女度を上げるオノマトペの法則」)
 
 
 
 















先生は堅い学術書ばかりを書かれていたそうですがこの本で初めて柔らかいテーマで書かれたそうです。



まず
この“ポップで可愛らしい”響きの「オノマトペ」という言葉そのものを
数値化していただきました。先生が開発されたシステムを使います
それがこちらです。















<結果
きれい  0.45     きたない  0.0
滑らか 0.56      ざらざらした:0.0
明るい  0.31      暗い      0.0
快い     0.53      不快な     0.0



たしか
わたしのもっていた「オノマトペ」の音の印象はこんなふうでした。

みなさんは、「オノマトペ」のことばの響きにどんな印象を持たれますか?
面白い、軽快、おもちゃの名前みたい、カラフルなかんじ、、

たくさんのことばが挙がりそうです。
 
 
ここから坂本先生へのインタビューです。
 
 

iPadアプリも開発されているそうです 
 坂本先生: ことばを入力すると、このように数値が出るシステム開発しました。
       いろんな業種の企業さんに活用していただけるようになっています。

どのようなフィールドで?                
坂本先生: 広告コミュニケーションもだし、実際に製品開発の現場でも活用されます。
 
━具体的には、製品のネーミング、であったりでしょうか?
坂本先生: それもありますが、製品の材料づくりでも活用できます。
                 例えば「もっとしっとり」した物を作るには油分をどうしたらいいのか、
                 何を変えればいいのいったふうに。
ことばの音の印象を数値化するシステムを使って、成分の調整をする驚きです。
 
坂本先生: 「しっとり」というオノマトペは、非常に面白いです。
                  手触りでいえば、化粧品の使用感をしっとりと表したり、
                  見た目でいえば、しっとりとした雰囲気の女性いった使い方もあります。

             無意識に使いますが「しっとり」ってつまりどういうことかを
                  ちゃんと説明できる方は、あまりいないかも知れません
                  でもシステムにかけると、「しっとりはこうです」 説明出来ます
                 
 
 
 
 
 
 
 
                  たとえば、お客さんが『こういうことが欲しい』 オノマトペで言ってくるとします。
 
━そういう場面はよくあります。
坂本先生: つまりどういうことを求めているのか、となくは分かるけど、分からないようなとき。
                  人によって微妙に違うかも知れないことを、共有化するシステムとしても使えます。
 

 
 
 
 

 





━先生は、タレントの広告起用のマッチングも研究されてました。

坂本先生: オノマトペの研究との共通点は「脳の中の処理のマッピング」です。
                 タレントに関する知識とブランドイメージが相互作用する場が広告コミュニケーションの場。
                 オノマトペも、人の五感の相互作用です。
                 音の印象が触覚的な印象とマッピングするとか、視覚的な印象とマッピングするとかいう
                 現象です。

                 人は、しょっちゅう頭の中でいろんなもの
                 組合わせて、掛け合わせる
                 無意識にやってます。
                 そこが元々面白いと思っているところです。

 ━面白いと思うだけでなく、システム開発まで実現される情熱がすごいです。

 坂本先生: 学生さんからは、ギラギラしていると言われます。
                  ギトギトじゃないから、まあいいか、と思いますけど(笑)
                  最近の学生さんはおっとり、さっぱりしている人が多いですが、
                  もっとギラギラとして強さを持ってもいいんじゃないかなと思います。
                  情熱がないと人生つまらないですしね。

━ギラギラは褒め言葉ですね。先生はエネルギッシュで楽しそうに見えます
 

 
 

━ことばを数字にする研究領域は以前からあるのですか?
坂本先生: 1950年代から、心理学のオズグットが言葉を数量化することに関心を持っていました。
                 その方は「明るい/暗い」などの形容詞を対にして
                 7段階で人に評定してもらうことで抽象的な言葉の意味数量化する方法を提案しました。
                 今でも広告代理店や商品開発の現場で使っているようなアンケート法。
      あれはまさに、ことばを数値化しようとすることの走りです 

 

━ことばは心理学の領域でもある。

坂本先生: ことばの研究は言語学や心理学など、文系の研究者が中心にやってきました。
                 ことばは人が情報処理した結果発することなので、
                 それを把握しようとするとサイエンスになってきます。
                 脳科学だとファンクショナルMRIを使って脳を測ることありますが、
                 ことばもそれを知るための手がかりです。
                 でもことばは曖昧で、そのままでは数字になりません。

 
━文系の坂本先生が、理系の技術を用いて研究しようとしたのは、なぜですか?

坂本先生: わたしの「言語学の知見」「理系の技術」合体させたら
                 新しいことが出来るんじゃないかと考えました。

━かけ合わせですか。

 
坂本先生: 御社でも「クリエイティブ&サイエンス」として新しいものを生み出そうとされていますが、
                  わたし誰にも生み出せない新しい価値つくっていこうと考えたのです


━いつからこの研究をなさっているのですか?

 
坂本先生: 2000年に電通大に着任してからです。


━きっかけは何ですか?

 
坂本先生: きっかけのひとつは、学生さんにオノマトペを卒論テーマにしたいという人がいて、
                  試しに始めてみたことです。

                 オノマトペマンガに使われることが多く、マンガのクリエーターさんの支援が
                 やりたいという、その学生さんの目的もありました。

      
      その目的は私の研究のゴールではありませんでしたが、
      オノマトペは人の感性にアプローチするのに面白いので
      一緒にやってみようと思いました。

      学生さんにプログラムを書くのが得意な人がいると
      こんなデータがあるから組んでみよう、といったかんじで


10年以上研究を続けてらっしゃる。


 
坂本先生: 最初は、音の印象を数値化することからそこからだんだん五感へ
      オノマトペは日常に根差し、人の感性全部に使われているので
      オノマトペが使われる領域すべてを制覇しようと思っています。

      日本だけでなく音が喚起するイメージには普遍性があると思っています。
      海外でも講演したり国際ジャーナルへ論文を書いたり外資系企業と
      ご一緒したりすることもあります。

      オノマトペで世界制覇します(笑)

 
━最後に、TVCがクリエイティブ&サイエンスを探求するためにかエールをいただけますか?
 オノマトペでお願いします。

 
坂本先生: 「ギラギラ」しながら「ポシポシ」がんばる。

 
その心は!?


坂本先生: ギラギラとした情熱は必要だけど、それだけだと周りも疲れてしまいます。
      だからちょっとした抜け感も必要。
      でも仕事はふわふわと抜けてはいけませんので、
      ポシっというくらいの弾け感があるのがいいと思います














━ありがとうございます!
 
 
 
<インタビューの感想>

なにかと何かを掛け合わせて、新しい価値を生み出します、とおっしゃる先生は
可愛い顔して、エネルギッシュです
 
 
オノマトペに興味をもたれた方は こちらからお問い合わせください。