くりえ鮨の番頭さんも売上管理に従業員管理、はたまたお客様との打ち合わせと、
体も心もクタクタのようです。
そんな番頭さんをいたわるために、マッサージをプレゼント!
ゆっくり労をねぎらってリラックスしていただこうと思います。
・・・ん、待てよ?
マッサージ受けると体は楽になるかもしれないけど、
リラックスって、心の状態のことじゃないの???
ここはひとつ、ただマッサージを受けてもらうだけじゃなく、
いつもの“感性アナライザ*”で、脳波計測しちゃいましょう!
リラックスとはなんぞや?
マッサージで人の心はどのように変化するのか、核心に迫ってみたいと思います。
さて、まずはマッサージ前。
くりえ鮨の店頭でバリバリ働いている番頭さんの「ストレス度」を、脳波でチェック!
うわ! なんなんでしょうか、このストレス・・・
MAXですね。いやなことでもあったのでしょうか?
それとも、ワタクシ、何か嫌なことでも訊いちゃったんでしょうか?
ストレス相当たまってます。
このままでは、本当にマズイ・・・
早速、マッサージを受けてもらいましょう。
ほの暗く心地よい音楽が流れる空間で、マッサージスタート。
今回の脳波測定は、「興味度」「好き度」「集中度」「ストレス度」「眠気度」と
総合的にグラフを見てみたいと思います。
まずは、スタート直後。
マッサージを受けるという期待から、「興味度」急上昇。
「好き度」が上がっているのは、マッサージが好きだからってことでしょう。
でも、まだまだ「ストレス度」が高いですね。 番頭さん、怒ってます?
そして、それぞれの感情の浮き沈みが激しいですね。
まだ、覚醒状態、戦闘モードということでしょうか。
首、肩がとんでもなく凝っているってことで、
首の付け根からゆっくりもみほぐしていただきましょう。
3分経過。
おや???
「ストレス度」がどんどん減ってきましたよ。
しかも、全てのグラフが起伏が少なく、なんだか安定してきました。
○で囲った、「好き度」の上昇はいったいなんなんでしょう?
番頭さんに訊いてみましょう。
「今、何か“好き”って思っちゃいましたよね?」
あ! ストレスがピーク!
すいません、話かけるなと・・・
ちなみに「好き度」が上昇したポイントは、“いいポイント”に指が入ったところ。
「そこだ!」って感じだったそうです。
では、マッサージを続けてもらいましょう。
もみもみもみもみもみ・・・・・
すごいですね、脳波が完全に落ち着いてきています。
「ストレス度」はぐっと低くなって、「集中度」が上昇しました。
マッサージにはまってきてますね。 ゴッドハンド、恐るべし。
時折、「好き度」がぐっと上昇するのは、コリのポイントに入ってるんでしょうね。
ん??? あれ???
「眠気度」が随分上昇して、「興味度」ゼロ???
番頭さん???
番頭さん、起きてます?寝ちゃってます?
番頭さぁーーーん???
!!!!!
「ストレス度」ピークです・・・
話しかけるなと。
すみません・・・
しばらく静かに見守ることにします。
もみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみ・・・・・
さて、全身ゆっくりとマッサージは続き、最後は足のリフレです。
「好き度」が異常に高いですねー。 しかも「興味度」の変化が激しい。
施術中に訊くとまたストレス上がっちゃうので、後で訊いたところ、
ツボにはまったとき、「そこだ!」って思ったらしく、そこが「興味度」上昇の
ポイントのようです。
リフレもいよいよ残りわずか。
脳波はというと・・・
ツボにはまったポイントでの「興味度」は変化があるものの、
「好き度」「集中度」「ストレス度」はバツグンの安定感。
しかも「眠気度」がかなり上昇して安定しています。
そうか!
これが“リラックス”の脳波なのか?!
マッサージのスタート時と終了時を比較してみましょう。
スタート時はゴチャゴチャですね・・・
それに比べ終了時は、全ての波形が安定しています。
「ストレス度」も低くなって代わりに「眠気度」が上がっています。
ということで、結論!
其の一、マッサージは人の心も癒す。
確実にストレスが軽減されます。
其の二、マッサージはほの暗く静かな空間で。
眠気度が上がるということは、覚醒している脳を休めているのでは?
其の三、施術されている人に話しかけない。
施術者以外の部外者は特に・・・
仕事の携帯電話もきっちゃいましょうね。
この3つを守れば、“リラックス脳波”は生まれる! かも。
番頭さん、マッサージ中、邪魔してすみませんでした!
*感性アナライザとは
脳波信号解析の第⼀⼈者である慶應義塾⼤学理⼯学部満倉靖恵准教授の監修のもと開発された、
「好き」「興味」「集中」「眠気」「ストレス」の5つの感性をリアルタイムに脳波から解析できるキット。
簡易型の脳波計によりシンプルながら、ハイクオリティデータを取得することができます。